Interview

デジタル人材へと成長し、
ビジネス変革を牽引する、
データサイエンティストを目指す。

MANA ICHIKAWA

コーポレートIT部
2021年入社 総合職
基幹理工学研究科 数学応用数理専攻修了

入社動機

就職活動では金融業界各社のインターンシップに参加しましたが、大和証券はフロア見学や丁寧な業務説明など、学生に向けて最もオープンな会社だと感じ、自分が働いているイメージを持つことができました。また企業研究をする中で、「やってみよう精神」を大事にしている点にも魅力を感じて入社を決めました。

業務円滑化のシステム開発に従事。
入社3年目、デジタル人材の育成プログラムに参加。

入社後、どのような業務を担当してきましたか。

入社後、最初に配属されたのが基幹IT部です。営業担当者とお客様を繋ぐシステムやバックオフィスのフローシステムなど、業務を円滑化するためのシステム開発に携わりました。具体的には、ペーパーレス化に向けた社内のワークフローシステム運用の他、在籍していた前半は口座開設の事務手続きシステムの追加開発に取り組みました。後半は社内のDX推進を担当し、コンタクトセンターの受電率向上のためのAI活用による自動化や、DX導入による事務手続きのスムーズな導線の実現など、近い将来を見据えた企画立案を進めました。そして、入社3年目の2023年4月には、「デジタルIT活用力育成プログラム」に参加しました。

「デジタルIT活用力育成プログラム」とはどのようなものですか。

大和証券は、将来のビジネス環境の変化を見据え、デジタル人材の育成に取り組んでいます。デジタル人材を「デジタル技術を活用し、当社のビジネスを変革できる人材」と定義し、その育成のためのプログラムが、公募で行われる「デジタルIT活用力育成プログラム」です。コロナ禍前から始まった取り組みで、私は4期生。具体的には、ビジネスプロセスやビジネスモデルの変革を企画する「DX推進人材コース」とデータを活用し、データに基づくビジネス推進を実現する「AI・データサイエンス人材コース」の2つの育成カリキュラムがあり、私は後者に参加しています。

このプログラムに参加した背景と実際のカリキュラムを教えてください。

私は、大学・大学院で統計学を学んでいたため、数学や統計は自分の得意分野。それらと親和性の高いデジタルスキル・専門性を身に付けたいと思いました。元々プログラミングは好きでしたが、独力で勉強するのは難しい。そこで社内プログラムへの参加を考えたのです。このカリキュラムは、最初のステップとして「デジタルリテラシー向上プログラム」を受講します。応募者全員を対象として、デジタルを活用したビジネスを考えるための基礎知識をeラーニングや外部講師の研修で学ぶもので、修了した社員の中から、次のステップである「デジタルIT活用力育成プログラム」に進む社員が選抜されます。私が参加しているAI・データサイエンス人材コースでは、データ分析のスキルに特化した研修に加え、統計の基礎からデータの可視化、予測モデルの構築といったデータ分析のための知識・スキルを体系的に学んでいます。

ビジネス課題に即した実案件に取り組み、
専門スキルの習得を図る。

現在の仕事内容を教えてください。

現在所属するコーポレートIT部は、グローバル金融規制遵守のためのリスクデータ管理システムや、各部門におけるシステムの企画・立案、開発・運用、データ駆動型ビジネスモデル実現に必要な要素となるデータレイク環境の整備、グループ内の様々なITインフラの企画・開発・運用・管理を担っています。私自身は、名刺管理サービスの管理・運用に加え、データ分析基盤についても勉強中です。また、参加している「デジタルIT活用力育成プログラム」では、実際のビジネス課題に即した実案件に取り組むことで、専門スキルの習得を図ることが求められており、コミュニケーションデータを用いた分析をデータ分析に、実案件として取り組んでいます。

具体的なデータ分析の取り組みを教えてください。

大和証券ではデータ駆動型ビジネスモデルへの変革を進めており、データ分析の機会が多くあります。その際、大量のデータが格納されているデータレイクを活用するわけですが、生データのままビジネスに活用できるわけではありません。生データを観察・把握して、ビジネス現場から必要とされるようなデータを取り出せるよう、データの効果的な活用環境を提供することも重要なプロセスの一つです。たとえば、オンライン会議におけるコミュニケーションデータを分析する際には、参加者のうち誰がどの分野に詳しいかという観点に着目して分析してみると、有識者が明確になり、社内で部署を横断したコミュニケーションが円滑になったり情報の社内流通を実現できたりする、といった具合です。データ自体が大量にあるがゆえに壁に突き当たることもありますが、一歩ずつ進んでいる感覚があり、知識・スキルを獲得できているという手応えを感じています。

チャレンジを後押しする風土の中で、
データ分析のスキル向上に貪欲に取り組む。

ご自身が感じる大和証券の社風や強みを教えてください。

社員がやりたいと思うことを応援する、失敗をしても良いからチャレンジを後押しする社風があると思います。デジタルIT活用力育成プログラムに参加すると決めた際も、当時の業務には直接的に関係なくとも、スキルを身につけたいという意思を尊重していただきました。案件についても、たとえスモールスタートであっても、チャレンジを繰り返すことでどうしたら良くなるか考え実行していく風土が、次のチャレンジに繋がっていると思います。また様々なバッググラウンドを持つ人材の採用や各人に合わせた働き方の実現など、多様性は当社の強みだと感じています。

今後の目標、挑戦したいことを教えてください。

今の部署で経験を積んで、データ分野の有識者になりたいと考えています。「デジタルIT活用力育成プログラム」の期間は2年間で、プログラム修了後は社内の選考を経て、一定の基準を満たした人が「デジタルITマスター」として認定されます。この「デジタルITマスター」に認定されることを、私にとってクリアすべき目標と設定しています。将来的には、どの部署に配属されても、当社のビジネスを変革するための業務に取り組み、当社のDX戦略を牽引する役割を担える人材に成長したい。「データのことなら市川に聞け」と言われる、自他ともに認めるデータサイエンティストとなることが目標です。

One Day

8:30
出社 メールや社内掲示板で情報をチェック。
8:40
朝会 連絡・共有事項の伝達、確認。
9:00
担当システムの運用保守 名刺管理システムの運用案検討等。
12:00
昼食
13:00
「デジタルIT活用力育成プログラム」関連業務 データ観察、評価・検討など。
15:00
社内ミーティング 「デジタルIT活用力育成プログラム」進捗状況。課題の検討、アドバイス等。
16:00
問い合わせ対応 営業部門をはじめ、各部門からのシステムに関する要望、問い合わせ対応。
18:00
退社

Private

謎解き脱出ゲームが好きでハマっています。時には同じIT部門の先輩・後輩の皆さんと金曜日の終業後や休みの日に謎解きイベントに参加しています。また、スポーツ観戦も趣味の一つ。野球やサッカーなど、スタジアムまで足をのばしています。サッカーの日本代表戦はいつも楽しみにしています。