Top Message

トップが語る、大和証券というフィールド

株式会社大和証券グループ本社 執行役社長 CEO中田 誠司

今こそ直接金融が日本経済を牽引する

折しも日経平均株価が34年振りに高値を更新する中、直接金融に対する期待や注目がかつてないほど高まっているのは、株高だけが理由では決してありません。日本では人生100年時代やインフレーションなどの社会課題が意識される一方、家計金融資産の多くが現預金に滞留したままです。この現預金が投資に向かえば、家計は投資先の成長の果実として恩恵を享受できますし、投資先はリスクマネーを調達することで大胆な事業投資に資金を振り向けることができます。直接金融のど真ん中の担い手である大和証券グループは、資本市場のリーダーとして「貯蓄から投資へ」の大きな流れを作って、日本経済の成長に大きく貢献していかなければならない、という決意を持っています。私は今こそが、この直接金融による貢献が日本経済を引っ張っていく時だと考えています。入社いただく皆さんに担っていただく仕事は、正にこのような貢献です。

ビジネスの本質はお客様の「価値」への貢献

大和証券グループのコンサルティングはリスク商品、つまり不確実な価値を扱うものである以上、簡単にリターンなどの結果を確約することができないビジネスです。個人や法人など様々なお客様がいて、お客様によってニーズも課題も必要なソリューションも異なります。このような中でも、結果の確約はできずとも、我々がベストだと信じる選択肢・手段をご提供することはできます。お客様のために知恵を振り絞ることはできます。「ものの価値」という本質を突き詰めて考え、お客様の個別の状況や経済環境に合わせ、中長期的にベストな選択肢を捻り出し、責任をもってその実行のお手伝いをするということは、グループのどのようなビジネスにも共通しています。

モットーはスピード

私は、基本的にビジネスはスピードで決まると考えています。部下にも口酸っぱく「スピードだ」と、「とにかく早く動くこと」を意識するよう伝えてきました。時に失敗することもありますが、早く動けばこういった失敗の経験も多く積むことができます。どうしようかと1週間考えていると物事が変わってしまうこともあり、せっかく持っていたアイディアを試す機会を逸するというのは非常に勿体ないことです。

大和証券グループを目指す皆さんへ

仕事をしていると、なかなかうまくいかないなと思うことは絶対にあります。ちょっとやってみてなかなかうまくいかないとなると、モチベーションが下がる。これは誰でも一緒です。私は今でこそ社長を拝命するに至りましたが、その裏には成功の何倍もの失敗があり、誰よりも失敗を経験した人間だとも思っています。そんな中でも、必死に考え、チャレンジし、そして目一杯楽しんで仕事をしてきました。うまくいかない時でも、悲壮感を持つ必要なんてありません。私はかつて管理職全員に向けて、このように伝えたことがあります。難しい仕事をしていても、一生懸命取り組んで、楽しんでやっている上司のもとで働く部下は働きやすいし、そういう上司と一緒に働くこと自体が幸せだと。様々な方とご縁をいただき、このような環境で、一生懸命、存分に楽しんでいただきたいと思います。