Talk Session

働く場、働き方をめぐる座談会~多様な環境の魅力とやりがい~

Member


KENJI WAKUDA
名古屋法人部
2015年入社
情報科学部システム工学科卒

RAISEI CHIN
本店
2021年入社
総合新領域学府ユーザー感性学専攻修了

TAKAKO OZAKI
松本支店 法人課
2014年入社
マネジメント創造学部マネジメント創造学科卒

KEISUKE FUKUCHI
人事部
2014年入社
商学部会計学科卒

SESSION 01

お客様とのリレーションシップ構築、
その取り組みが証券営業を前進させる。

最初に現在の仕事内容を教えてください。

和久田

現在は、名古屋法人部に所属しています。東海地区に本社を置く上場企業および金融機関がお客様で、私は総合窓口のポジションです。担当企業の経営戦略について情報収集・分析を行い、当該企業のニーズに沿った最適な財務、事業戦略について提案活動を行っています。扱うプロダクトは、資金調達やM&Aはもちろん、制度商品や大和総研と協働したコンサルティングなどまで非常に多岐にわたります。こういった活動を通じて、お客様と強いリレーションシップを構築するのが大きな役割と言えますね。

尾崎

私も法人を対象に営業活動を行っていますが、和久田さんとはお客様層や扱うプロダクトが異なります。未上場法人、上場企業オーナー、金融機関、財団法人などを対象に、主に有価証券の運用・ソリューションサービスを提案しています。お客様からM&Aなどのニーズをキャッチした際は、和久田さんのような部署の方々と連携してサービスを提供しています。いずれにおいても、お客様とのリレーションシップ、そして信頼関係が仕事のベースにあると思いますね。

福地

私も以前は支店に勤務していまして、お客様との関係性の重要性は実感していました。現在は人事部で採用活動や各種研修運営、資格補助など、人材の育成や採用の業務に取り組んでいます。陳さんは今日集まったメンバーの中で一番若い入社3年目。本店勤務と聞いています。

はい、本店では未上場法人と富裕層を対象として、資産運用の提案をはじめとしたソリューション営業を担当しています。新規開拓がメイン。私は中国出身なのですが、外国籍のお客様もいらっしゃるので、中国語や英語のスキルを活かせる環境です。お客様のニーズを的確にキャッチするためにも、皆さんが言及されているリレーションシップ構築の大切さを実感しますね。

SESSION 02

営業はお客様に最も近いポジション。
証券ビジネスのフロントに立つやりがい。

これまで勤務された支店の雰囲気や特徴を教えてください。

福地

支店は規模の大きさによって雰囲気も変わってくると思います。私が最初に赴任した大分支店は小規模な支店ということもあり、公私ともに面倒見のいい人が多かったですね。メンバー同士仲が良くて、風邪を引きそうなほど風通しが良かった(笑)。また地方支店のお客様は、関係性を大事にされる方が多いと思います。何度も訪問を繰り返し、顔を覚えてもらってお取引を始めていただく。お客様と仲良くなることが仕事の重要なポイントでした。

和久田

私も最初の赴任先は、規模が小さな鳥取支店。規模が小さいと、必然的にメンバー同士の距離が近くなり、意思疎通しやすい環境が生まれると思います。また成果によっては重要なお客様を担当させてもらえるなど、大規模な支店以上に、裁量や権限が与えられると思いますね。

福地

私もそれは実感しました。社員数が少ないと一人ひとりが担当するお客様の層がかなり広くなり、自然と幅広い業務に携わることになりますから、たくさんのことが自分事として吸収できる。キャリアのスタートが大分支店であったことは、自分にとって幸いだったと思っています。

尾崎

私の最初の赴任先は神戸支店で、国内有数の大規模支店でした。規模が大きいということは、それだけ営業員が多いということであり、たくさんの人との出会いが成長を後押ししたと感じています。積極的に自分からコミュニケーションを取りに行くことで、資産コンサルタント課だけでなく、法人課や広域法人部など幅広い部署・役職の人との人脈を作ることができました。陳さんが所属する本店はどのような雰囲気なのですか。

支店でも同様なのでしょうが、本店は特に営業員数が多く、必然的に多様な先輩方と出会います。先輩方の多彩な経験を基に、商品や相場の知識、営業スキルなど、多くのことを学ぶ機会がありますし、高い実績を残した先輩方の言動はとても勉強になります。

福地

私は大分支店の後に銀座支店に異動になりましたが、近隣には日系・外資系を問わず金融機関の拠点が多いので、他社と競合する機会が多いと感じていました。経営者のお客様などは非常に忙しくされているのでアポイントをいただくだけで一苦労でしたし、お取引をいただく中でも常にシビアに見られていたように思います。まるで転職したような感覚があり非常に新鮮でした。

尾崎

私は神戸支店から比較的規模の小さな松本支店に異動しました。松本支店の特徴としては、一体感が強いことが挙げられると思います。支店長との距離も短く、自席からすぐ近くに座っていますので、フランクにコミュニケーションできる良さがあります。上席者が積極的に相談にのってくれ、また営業に同行してくれることなども、松本支店の良さだと思いますね。

和久田

現在所属している名古屋法人部には長年投資銀行業務に従事してきたベテランバンカーが多く在籍しています。大規模なチームではないですが、皆がM&Aや資金調達などのプロフェッショナル。先輩方からそれら専門性の高い知見を吸収できる環境です。また、役員、部長との距離が近く、業務のことだけでなく、プライベートのことも気軽に相談できますね。

営業として働く魅力は何でしょうか。

尾崎

規模の大小にかかわらず、支店の営業は対お客様の窓口。お客様の一番近いポジションにいるのが支店の営業だと思います。いわば、大和証券の看板を背負っています。その中で他社と競い合い、ビジネスを展開していくところに醍醐味があると思いますね。

和久田

同感です。お客様に一番近くで向き合っているという意味で、証券ビジネスのフロントに立っているのが営業で、証券会社で一番必要な存在だと思いますね。証券会社は基本的にセールスカンパニーですから、その核心にあるのが支店。優れたミドル・バックがいても、フロントが有効に活用できなければ、その価値は失われてしまいます。会社を牽引する一員であることに、やりがいを感じますね。

福地

ええ、他では味わえないやりがい、魅力があると思います。私は大分支店時代が強烈なのですが、お客様とお客様の人生を共有する感覚がありました。お客様の人生に寄り添い、その過程でお客様と絆を深めていく、そこに喜びも楽しさもやりがいもあると思いますね。

営業は目の前にお客様がいらっしゃるので、自分の行動がどのように成果に繋がるのかがわかりやすく、成功や失敗を繰り返しながら成長していきやすい環境だと思っています。皆さんのお話をお聞きして、働く環境によって様々な経験が得られるのだと知りましたし、それが成長を促すのだとも感じました。本店以外の環境にもすごく興味がわきました。

Coffee Break

それぞれの勤務地で、
プライベートのハイライトを教えてください。

和久田

「鳥取はやっぱり鳥取砂丘。非日常的な美しさがあります。食べ物では日本海ですから海の 幸が美味しい。カニの刺身は最高です。名古屋は「名古屋飯」。味噌カツをはじめ赤味噌主体の名物料理がたくさんあります」

尾崎

「神戸時代は元町やチャイナタウン・南京町でよく飲んでいました。淡路島は玉ねぎの産地として有名ですが、ウニも特産の一つ。松本は、有名な蕎麦以外にもジビエ料理が楽しめます。雄大な北アルプスの風景もオススメ」

福地

「大分は何と言っても、別府や由布院などの温泉が魅力。赴任時は自宅に足湯もありました。食べ物は、関サバ、関アジが有名ですがフグも名物料理の一つ。県民のソウルフード、鶏肉の天ぷら「とり天」はどこでも食べられます」

「東京は世界中の料理が食べられレストランがたくさんあります。その中でも、ミシュランの星を獲得したお店が東京に集まっています。最近のマイブームは、友人とミシュランのお店を訪ねて美味しい料理を食べること」

SESSION 03

「19時前退社励行」。
情熱をもって、より効率的に生産性高く。

仕事において、心がけていること、意識していることを教えてください。

尾崎

「学ぶ姿勢を忘れないこと」を大切にしています。年次を重ねるにつれて仕事に対して慣れが出てくるときもありますが、常に先輩・上司をみて「凄い」と尊敬できる点は積極的に吸収するようにしています。常に成長できる環境に身を置くことも意識しています。

お客様の本当のニーズを引き出し、上司のアドバイスを受けながら、お客様に一番合うプランを提案すること。常にその姿勢を大切にしています。また、自ら情報収集し、お客様のお役に立てる情報を最速で届けることを意識しています。

福地

私はマインド的な部分ですが、お客様にも社内の人にも素直に正直に接することですね。支店時代は、お客様のことを本気で考え、真正面から真摯にお話しすることを心がけてきました。営業は個人プレーに見えがちですが、一人では成り立ちません。周囲から協力や信頼を得るためにも素直さ、正直さを大切にしています。

和久田

福地さんが指摘した信頼というのは、営業の仕事の核心をついていると思いますね。お客様からの信頼、社内の人からの信頼が仕事を前に進める力になると思います。信頼を得るために、真摯で誠意ある地道な対応の積み重ねを大切にしています。

働き方について大切にしていることを教えてください。

和久田

家族との時間を大切にすることですね。オフの時間を大切にすることがオンの充実に繋がってくると思います。また効率よく仕事を行うため、事前準備を大事にしています。

福地

そうですね。大前提として当社は19時前退社が励行されていますから、必然的に仕事の効率性を意識するようになります。本部部署はその気になればいつまでも仕事を続けられてしまいますが、それではいけない。時間の制約があることで、優先順位の付け方や注力すべき領域が明確になってくるという側面があります。

私たち若手は、17:10の定時退社が基本。だから、いかにすれば効率良く仕事をこなせるか、生産性を高められるか、和久田さんが指摘したように事前準備や面談のシナリオを事前に描くなど、自身の課題として取り組んでいます。

尾崎

福地さんが言ったように営業の仕事は一人でできず、一人でできることは限られていると思います。そこで大事なのが人脈であり、頼れる人がいること。働き方とは少し異なりますが、多くの人脈を形成することは常に意識していますね。当社は人と人の結び付きが強いと言われ、自分もそう感じていますが、もしかしたら仕事の効率性にも大きく寄与しているのかもしれないですね。

SESSION 04

プライベートの時間が充実。
多様性を尊重してシナジーを生む文化。

プライベートの過ごし方を教えてください。

定時退社でプライベートの時間はたっぷりあります。その時間を使って取り組んでいるのが英語の勉強で、オンラインレッスンを受講しています。TOEICに挑戦中で、現在850点。将来は海外勤務もしてみたいと考えているので、さらに高得点を目指します。

和久田

そうですね。私もプライベートの時間は自己研鑽に当てることが多いです。鳥取支店時代はファイナンシャルプランナーの最上位資格である「CFP®」を取得。名古屋法人部に来てからは証券アナリストの資格も取得しました。また英語スキルの必要性も感じているため、人事部提供の英語研修を受講しています。

尾崎

今は、和久田さんが取得した証券アナリストの資格勉強に時間を費やすことが多いですね。また勉強以外にも、休日は他支店の同期や上司の方々とゴルフや飲み会をしてリフレッシュしています。仕事に熱心な人たちと交流すると、オンの仕事に気合も入ります。

和久田

私も勉強しているだけでなく、休日は家族で名古屋観光をしたり買い物をしたり、自己研鑽以外の時間も充実しています。年休(有給)などは自分の取りたいタイミングで取得できるので、家族との時間もしっかりと確保できますね。私は結婚式に際して年休(有給)を活用させてもらいましたので、余裕を持って準備ができ、無事に挙げることができました。また名古屋はゴルフ場が近くにあり、週末ゴルフでリフレッシュするにも非常に良い場所です。

福地

私も家族との時間を大切にしています。キャンプなど休日は家族とどこかに出かけています。メリハリをつけて休日に本気で遊んでいるときの方が、仕事の効率やモチベーションも高くなると思いますね。休暇に関しては非常に取得しやすい。希望通り取れますからね。

多様性という言葉から連想される大和証券らしさとは。

私は中国から大学3年生で日本の大学に編入して大学院に進学、大和証券に入社しました。中国出身であることに若干の不安はありましたが、外国籍の社員が多く、多様性の風土が根付いていると感じました。また女性社員のリーダーも多く、多くの女性社員が活躍していることを実感しています。

尾崎

陳さんが言ったように、「女性活躍」は大和証券の多様性を象徴する部分だと思います。松本支店では3代連続で女性が支店長を務めており、現在の支店長も、自分もいつかは同じように活躍したいと思えるような存在です。頑張れば、女性・男性に関係なく、どんどん活躍できる場、チャレンジする機会を提供してくれるのが大和証券らしさだと思いますね。

和久田

私は業務上、国外の拠点とやり取りすることが少なくありません。当社は24ヵ国に拠点があり、国籍も人種も様々なメンバーとやり取りし協力する体制が整備されています。こうした仕事のあり方にも、多様性を重んじる姿勢が表れていると思いますね。ちなみに、担当している上場企業から「大和のダイバーシティ」についてレクチャーして欲しいという要請をいただくことがあります。当社の取り組みが産業界からもリスペクトされていることを感じますね。

福地

採用イベントでよく学生に「大和証券っぽい人ってどんな人ですか」という質問を受けるのですが、回答に困ることがあります。なぜなら、いろいろな考え方やバックボーンを持った人が多いから。画一的ではないわけです。これは本部・支店の枠に関わらず共通していることで、様々な人が周囲の多様性を尊重しながらシナジーを生む文化が大和証券に根付いていると思います。