Interview

数学やプログラミングの知識を学び、
デリバティブ最先端の地で、
プロフェッショナルを目指す。

TAKATOSHI FUKUOKA

大和証券キャピタル・マーケッツ
ヨーロッパリミテッド(ロンドン)
財務部 上席課長代理
2014年入社 総合職

入社動機

大和証券を選んだのは、営業から出発し、多岐にわたる研修を通じて金融知識専門知識を身につけることができると感じたから。また、自分の努力次第で他部署への異動等の様々なキャリアに挑戦できる点にも魅力を感じた。

理系の知識を活かし幅広いキャリアに挑戦。
その過程で出会った「ロンドン」が転機に。

これまでのキャリアを教えてください。

入社後、神戸支店に配属となり、営業として資産運用コンサルティング業務に携わりました。未上場法人や超富裕層のお客様中小企業の経営者様など、個人投資家に対するアプローチがメインの業務でしたが、お客様の多様なニーズを把握し、最適な金融商品・ソリューションを提案することは想像以上に難しく、社会人になった途端いきなり仕事の厳しさに直面しました。今振り返ると、苦しい経験もありましたが、金融商品に関する基礎知識やお客様に粘り強くアプローチする手法等が幅広く身についたと感じています。

その後、新しいキャリアに挑戦されたのですね。

ええ、様々なキャリアに挑戦したいという自身の願いが叶い、2017年には財務部プロダクトコントロール課に異動となり、理系の知識・スキルが必要とされるデリバティブの時価や価格算定モデルの検証に取り組むこととなりました。まさに入社当初から描いていたキャリアパスを実現する機会が訪れたのです。財務部でデリバティブモデルに関する業務をする中で、ロンドンのクオンツチームとの関わりが増え、非常に優秀なメンバーたちとの接点ができました。それが私の転機になりました。新たな挑戦の始まりでした。

ロンドンという新しい環境で厳しい現実に直面。
謙虚に学び、基本を大切に、ひたむきに取り組む。

ロンドン駐在の経緯、現在の仕事内容を教えてください。

ロンドンのメンバーと仕事をしているうちに、自分も「グローバルな現場でデリバティブモデルに関わりたい」と思うようになり、ロンドン駐在を希望しました。社内のデリバティブ研修や語学研修に参加するなど努力を積み重ね、また、上司の後押しもあり、2018年秋からロンドンの現地法人に赴任することとなりました。ロンドンでの現在の仕事内容は、社内で開発されたデリバティブの価格算定モデルの検証をすることです。実際にツールを動かしたり、試作したりしながら、価格算定モデルの数式が論理的に妥当か、実際にモデルを動かして不審な挙動はないか等を検証しています。さらには、検証を実装するためのプログラミングも行っています。

新しい環境の中、厳しさもあったのでは?

実際に赴任してからは、壁にぶつかる日々でした。ビジネスシーンでの英語のコミュニケーションの難しさを痛感しただけでなく、自分と現地社員との数学やプログラミング知識の圧倒的な差に驚かされました。しかし、目の前にある成長のチャンスを棒に振るわけにはいかないという強い意志のもと、私はまず、その現実を認め、謙虚に学ぶことから始めました。また基本を大切にするよう心がけ、空いた時間があれば、確率解析に関する基本的なテキストを復習したりしていました。 その結果、今では現地社員ともスムーズにコミュニケーションが取れるレベルの英語力が身につきましたし、プログラミングや数学の知識についても、メンバーの一員としてやっていけるレベルに達することができました。

成長の実感の中にあるやりがい。
デリバティブモデルのプロフェッショナルへ。

仕事のやりがい、今後の目標を教えてください。

ロンドンには、デリバティブに関する最新の情報が集まるうえ、業務ではつねにハイレベルな数学知識とプログラミング能力、また公式な文書として通用するだけの英語力を試される機会が多々あります。そんな中、日々の業務を通じて、少しずつ周囲の信頼を獲得しながら成長を実感していけることに大きなやりがいを感じています。私の現在の目標はデリバティブモデルのプロフェッショナルになることです。学べば学ぶほど奥が深く、気が遠くなりそうですが、その分それ以上に「もっとチャレンジしたい」という気持ちがこみ上げてきて、精神が高ぶります。今後も自分を信じて業務に邁進していきたいと思います。