Career Interview

大和証券のブランド力をどう高めるか。
多岐にわたる債券アナリストの
ミッション。

Eiichiro Tani

グローバル・マーケッツ部門


金融市場調査部


2003年キャリア入社


前職:外資系証券会社

大和証券に入社した理由と実際に働いて感じていることを教えてください。

円債ビジネスで日本トップの地位にある大和証券にはリサーチ活動を行ううえで最良の環境が整っていたことが入社の理由です。以前所属していたのは世界No1の外資系金融でしたが、円債ビジネスの規模が小さく、日本No1のフィールドを提供できる大和証券のビジネス・プラットフォームに魅力を感じました。実際に入社してみて、やはり実際に案件が動いている現場は違うと思いました。何事も現場経験が一番です。あと、これは入社後に知ったのですが、風通しの良い社風も驚きでした。一般的に金融は減点主義が多いと言われますが、大和証券では上司はチャレンジを推奨し、チャレンジの失敗には寛容です。減点主義と真逆のコーポレートカルチャーであったことは、良い意味で驚きでした。その面でも、若手社員だった自分が成長する上で良い条件が整っていましたね。

担当している仕事内容と
やりがいを教えてください。

債券アナリストとして、レポート執筆や個別訪問、TV出演などを通じて、投資家・企業に最新の債券情報を提供することで、営業活動を直接的・間接的に支援しています。また、毎年行われる「アナリストランキング 債券・為替編」で上位評価を受けて大和証券のブランドイメージを高めることも重要な仕事です。2023年は会社別ランキング、債券アナリストランキング(個人)の両方で大和が第1位の評価を獲得しました。
想像以上にやりがいのある刺激的な環境です。生保など機関投資家の債券投資と、国・企業の債券発行による資金調達がマッチングする債券ビジネスの中枢に立ち、資金を通じて日本経済が動く様子をリアルに感じながら情報提供する。私の提供する情報の内容次第で、資金調達やビジネスが変わることもあります。これは、前職の外資系時代に日本のために働きたいという気持ちが強まっていた私にとっては特に魅力的に感じられるポイントです。

これまでのキャリアが現在の業務で
どのように活かせてていると感じますか?

前職の外資系金融グループで学んだノウハウや考え方、多国籍な人材との交流の経験は、現在の業務を行ううえで活きています。当時は上司がインド人、システムはベトナム人、仕事上のパートナーはイギリス人という環境でした。これだけ多様なバックグラウンドを持つ人材が会議を行えば、会議は一向にまとまらないと考えがちですが、会議はスピーディかつフラット。良い意見であればどんな若造のものであっても取り入れられます。多様な人材が競い合うように様々な意見を出し、一番良いモノを取り入れる。あれには米系企業の強さの理由を垣間見ましたね。 その点で、大和証券はかなり米系に近いのかなと思っています。良い意見であれば年次を問わずに取り入れられますし、異なるバックグラウンドを持つキャリア採用の意見は重宝されます。このコーポレートカルチャーであれば、今後キャリア採用が増えるほど、大和証券はより強くなるのだろうなと思います。

自身が考える今後のキャリアや働き方について教えてください。

当面は日本経済の健全な発展に貢献できるよう、質の高い情報提供に努めていきたいと思います。また、外資系時代は日本経済に貢献したいという思いが強まりましたが、現在は世界における日本のプレゼンスアップに貢献したいという思いが強まっています。いずれ海外との接点も再び増やして行ければと思います。もっとも、一人でやれることには限界がありますので、今後は徐々に人材育成など教育に携わる業務のウェートを高めていきたいと思っています。資源の乏しい日本では人材が最大の資源であり、教育こそが競争力の源泉です。本を書いたり、講師を務めたりすることで、後世の人材育成に役立ちたいですね。
もちろん、家族の健康と幸せがあってこそのサステイナブルな仕事だと思いますので、仕事に専念できる環境に協力してくれている家族への感謝を忘れずに、家族サービスにも注力していきたいと思います。