Career Interview

マクロ構造からAIまで。
あらゆる分野の動向を理解し、
顧客に最先端のサービスを提供する。

Richmond Frankeberger

グローバル・マーケッツ部門


エクイティ・セールストレーディング部


2023年キャリア入社


前職:外資系証券会社

大和証券に入社した理由と実際に働いて感じていることを教えてください。

大学在学時に大和証券グループが協賛する講座を受講したことがあり、もともと大和証券は関心のある企業のひとつでした。
卒業後は外資系証券会社に就職し、その後海外大学院に進学し金融数学の理学修士号を取得しました。その後、あらためて今後のキャリアを考えた際に、日本で勤務したいという意識が高まり、職種・専門性に合致するキャリア採用に力を入れていた大和証券グループの選考を受けました。実際に入社してみると、海外と関わってきたバックボーンを活かした自身の提案を積極的に受け入れてくれる土壌や挑戦しやすい職場環境のもと、のびのびと仕事ができています。自身がキャリア構築をしていきたいと考えている職務でスキルを磨き続け、貢献していきたいです。

担当している仕事内容と
やりがいを教えてください。

エクイティ・セールストレーディング部では、国内外の機関投資家に対して、日本株のトレーディングに関するサービスを提供しています。私の所属している電子トレーディング課は、アルゴリズムトレードなどの最先端の電子取引プラットフォームと通じた執行サービスの提供と株式売買のサポート、および、AIや機械学習を駆使してお客様の需要に答える執行アルゴリズムの開発をミッションとしております。その中でも私はセールストレーダーの業務を担っています。
アルゴデスクのセールストレーダーは、セールスとトレーダーの両側面を持ち合わせています。担当顧客には、セールスパーソンとして、マーケット動向等の情報提供や、執行方法の提案を行いながらトレーダーの立場として必要とする市場へのアクセス方法をサポートします。多岐にわたるスキルを駆使しながら複数の役割を果たすことが求められるところが、チャレンジングな業務であると思っています。 また、市場のマクロ構造やアルゴリズムの動作、AIなどの関連分野の新しい動向を理解する必要があり、顧客や市場に常に直面しております。さらに、業界や学界の最新動向に追いつく必要もあり、顧客に最先端のサービスを提供できるよう、日々のスキルアップも欠かせません。そういった環境の中、常に成長機会がある職場で充実した毎日を送っています。

これまでのキャリアが現在の業務で
どのように活かせてていると感じますか?

前職では、マクロ経済や金利市場の金融モデルの作成バリデーションというクオンツ業務の中でもリサーチよりの業務を担当していました。現職はセールストレーダとしてマーケットにより近い業務に携わっていますが、電子トレーディング課で扱っているアルゴリズムを理解するにあたり、今まで培ってきた数学的なクオンツ業務の経験が活かせています。アルゴリズムのモデルやプログラミングの構造を比較的短期間で把握することができ、精度向上や細かな修正の提案に繋がっています。

自身が考える今後のキャリアや働き方について教えてください。

テクノロジーの進化や政治や経済をめぐる世界の情勢は日々刻々と変化しています。「キャリア」とは長期的な概念であり、不確実な今の時代においては、自分が思い描いていなかった方向にキャリアを歩んでいく可能性があるかもしれないと思っています。そのような状況下において私が普遍的に考えているのは、日本を拠点にグローバルに活躍できるキャリアです。これまで長年海外で生活や仕事をしてきた経験から、日本市場と世界の最先端金融の架け橋になることを目指しています。
イーロン・マスクが今後10年で火星に移住する計画を立て、AIガバナンスの在り方が議論されていたりと、ビジネスの世界もますます予測がつかなくなる中、金融は今後も最前線にあり続けると思います。私は金融のプロフェッショナルとして、常にテクノロジーや金融のトレンドにアンテナを張り、インタ―グローバルな変化の波に乗りながらスキルを磨いていきたいと思います。