CROSS TALK

GIBキャリア入社座談会

MEMBER

Toru Yamamoto

グローバル・インベストメント・バンキング本部長(専務取締役)
2007年キャリア入社
前職:大手監査法人、大手銀行

Kodai Nakanishi

コーポレート・ファイナンス部
2022年キャリア入社
前職:ベンチャーキャピタル

Kodai Nakanishi

コーポレート・ファイナンス部
2022年キャリア入社
前職:ベンチャーキャピタル

Toru Yamamoto

グローバル・インベストメント・バンキング本部長(専務取締役)
2007年キャリア入社
前職:大手監査法人、大手銀行

Wenyan Zhuang

コーポレート・アドバイザリー部
2022年キャリア入社
前職:事業会社

Theme 01

大和証券との出会いについて。

私も実はキャリア採用で、2007年に大和証券に入社しました。まずはお二人の現在の仕事と、これまでの経験が役に立っていることについて話してもらえますか。
運輸・小売・建設セクターの企業を対象に、株式・社債による資金調達やM&A等の提案活動を主に行っています。前職はベンチャーキャピタルでしたので、分析の視点などは若干異なるものの、業界・企業を分析する力や、新しいテクノロジーやビジネスモデルに対してアンラーニングする力は今も役立っていると思います。
中西さんは私が統括していた部署に入社されて、早々にビッグディールを担当して大いに活躍してもらいましたね。
工作機械や半導体、自動車業界のM&Aエグゼキューションを担当しています。案件によっては執行実務の相当部分を担当したり、新規のオリジネーション活動をすることもあります。前職から財務会計に携わっており、USCPA資格などの知識面は今の仕事に役立っていると感じます。
私は都市銀行や監査法人のコンサルティング部門で働いてきましたが、以前から関心をもっていた投資銀行業務や資本市場にもっと携わりたい、業務の領域をもっと広げたいという思いが強くなりました。外資系も含めていくつかの投資銀行から声をかけてもらいましたが、目先の収益に固執するだけではなく腰を据えて投資銀行という業務に取り組みたいという観点で大和を選びました。お二人はどのような理由で大和証券に入社を決めたのでしょうか。
私の場合は面談や面接の中でかなり多くの社員さんにお会いする機会がありました。計9名の方と会い、皆さん全員が親切で公平に接してくれたということが一番の理由です。
面接の過程で、山本さんもそうですしキャリア採用で入社された方ともお会いすることができ、実体験も交えてお話しいただいたことで、非常に安心感を覚えました。投資銀行への転職だとハードワークを心配されることが多いかと思いますが、個人的にはこの点はあまり懸念しておらず、人間関係が一番大切だと考えていました。
社内でお互いが協力して物事を進めていく、他人を尊重し親切に接する、というのは、まさに大和証券のカルチャーだと感じますね。私は37歳という所謂働き盛りの年齢での転職ではあったものの、投資銀行業務についてはゼロから始めるということで少なからず不安もありましたが、入社後に周囲の方に本当に親切に接していただいたおかげで凄いスピードでキャッチアップさせてもらった記憶があります。「人」以外の部分ではいかがでしょうか。
日本を代表する大手証券でありディールフローが潤沢であることと、今後案件が多様化する中で貸出業務を行っていない独立的な立場である大和証券であれば、かなり柔軟に案件に携わることができるのではないかと思いました。
投資銀行の仕事は非常に魅力的で、長く経験を積んでいけば絶対に面白い仕事ができると思っていました。大和証券は面接の過程でシニアバンカーの方とかなり具体的な話まですることができ、活躍したり長く働いたりできるイメージを最も強く持てたということも大きな理由です。

Theme 02

実際に大和証券に入社して、
感じていること。

入社してから、会社や業務にはスムーズに馴染めましたか。
入社した日からメンター社員の方が6ヶ月間ついてくれて、出勤表の入力方法や交通費の申請方法など、業務外も含めてかなりサポートしていただいたので、非常に有難かったですね。
公式にメンター制度が導入されたのは比較的最近ですね。私が入社した頃も周囲の色々な人がメンター的に非常に親切に教えてくれましたが、キャリア採用で入社される方の立場では制度があると安心感がありますよね。
業務にはスムーズに馴染め、いろいろなことに挑戦させてもらえていると感じています。「この提案や案件やりたいです」と手を挙げると絶対にチャンスをもらえるので、これが大和証券のカルチャーなのかなと。自分がスピーカーとしてお客様の前で話す機会もありますが、他社はシニアの方が話すケースがほとんどなので、ジュニアのうちから経験を積めるということもとても貴重だと思います。
チャレンジに寛容であったり、派閥のようなものが一切なくフラットな組織、というのは私も入社以来ずっと感じていることで、これも大和証券のカルチャーとして浸透していると思います。 では逆に悩みはありますか。
日々、悩み中です。なかなか一足飛びには成長できないと感じているのですが、どうすればお客様から信頼されるシニアバンカーのようになれるのかと・・・。
これからキャリアを積んでいく方へのアドバイスとしては、経験を積める環境は間違いなく整っているので、個々の案件でインプットとアウトプットを繰り返して着実に一つずつ自分のものにしていく、ということが遠回りのようで近道、ということでしょうか。
勉強しなければいけないことが非常に多いと感じています。入社前は財務会計の知識である程度対応できるものかと思っていましたが、法務や税務など幅広い知識が必要であり、いまだにミーティングで使われている言葉の意味が理解できないことも日常です。隙間時間や寝る前にちょっとずつ調べているのですが・・・
学びは本当に大切で、その姿勢が素晴らしいですね。私のような立場になってもずっと勉強です。週末にお客様企業のIR資料を見ることも多いですし、海外で現地のマネジメントやバンカー達と議論する機会も多いため英語の勉強も継続しています。一方でプライベートがないわけではなく、食事や買い物、ゴルフ、ジムなどバランスできていますけどね。お二人のプライベートはいかがですか。
音楽が好きで、月に何度かライブに足を運んで声を出してリフレッシュしています。運動はあまり好きではなかったのですが、健康のためにパーソナルジムに通い始めました。
徒歩通勤を最近始め、気分転換をしています。早歩きで30分ほどですが頭も体もすっきりするのでお勧めです。私も音楽は好きで最近ギターを買いました。練習中の身です。
当社は実はミュージシャンの方が結構多いんですよ。役員になっても現役でライブハウスで演奏されていた方もいました。周りの方にも是非聞いてみてください。

Theme 03

今後、大和証券で
成し遂げたいこと。

これからのキャリアビジョンがあれば聞かせてください。
まずは、お客様から質問や問合せがあったらすぐ答えられるようなバンカーになりたいです。今後はクロスボーダー案件の増加が予想される中で、北米やアジアはまだまだプレゼンスを拡大できる余地があると思っていて、私が海外生活で培った異文化コミュニケーションの能力でも貢献できる領域を広げたいです。
当社の海外のM&AビジネスはDCアドバイザリーとして展開していて、人員の規模も収益の規模も国内より海外のほうが大きいのですが、もっと強くしていきたいですね。クロスボーダー案件も確実に増えていく見通しを持っています。
お客様から信頼され、選ばれるバンカーになりたいということに尽きます。キャリアについては大和証券には幅広い選択肢がありますが、プロダクト部署も含めて経験した上でお客様と向き合う、ということも選ばれるバンカーになるための一つの道ではないかと思っています。
新卒で働き始めた頃から思っていることですが、将来的には周りや社会にいい影響を与える仕事がしたいです。特に業界再編の起爆剤となるような案件に携わることができれば、社会にも大きな、いいインパクトを与えられるのではないかと思います。
我々が牽引していくというと言いすぎかもしれませんが、企業が成長するために資本市場を活用する際には、我々が大きな役割を果たさなければなりません。社会や経済を支える、世の中に貢献できる投資銀行にしていきたいですね。是非お二人には大和証券を引っ張っていってほしいと思っています。
まだまだ勉強中の立場ですが、少しでも力になれるよう精進していきます。 最後に、キャリア入社の方にどのような期待をしているのか、お聞きしたいです。
投資銀行業務においてはお客様のニーズを汲み取るということが最重要ですが、特に最近ではお客様のニーズや価値観がかなり多様化しています。そうした中、同じ組織や同じ業務で育った社員だけで議論していると、どうしても先入観や思い込みなどバイアスがかかった提案になってしまうことがあります。例えばこういった場面で、キャリア入社の方には多様なバックボーンからの意見や考え方を持ち込んでいただきたいですし、我々自身がダイバーシティを持つことで投資銀行業務を通じたお客様への貢献も更に大きくなると考えています。是非、多様な方々に門を叩いていただきたいですね。