
Career Interview
米国という新たなフィールドで、
世界的な課題である
脱炭素社会の実現に貢献する。
児玉 俊樹
Toshiki Kodama
投資部門
大和エナジー・インフラ
2019年キャリア入社
前職:独立系発電事業者
大和証券に入社した理由と実際に働いて感じていることを教えてください。
一般的に金融系の会社は投資事業については保守的かつ意思決定のスピードも遅いというイメージを持っていましたが、大和証券は他の会社と比較してアグレッシブに新しい分野へチャレンジしている印象がありました。証券事業で培った豊富な企業ネットワークとファイナンスのスペシャリストとしての知識を活かし、新しい領域にチャレンジできることを期待して入社しましたが、実際に働いてみて、想定以上に色々なことに挑戦できる企業文化があり、個々人の裁量と責任が大きい点に驚かされました。
また、フラットでオープンな職場環境も魅力的で、キャリア入社かどうかということや、役職の上下に関係なく、必要であれば誰とでも建設的な議論を交わすことができることは、モチベーションを高く保つことが出来ている要因の一つだと思います。


担当している仕事内容と
やりがいを教えてください。
大和エネジー・インフラで主に再生可能エネルギー事業への投資業務、具体的には国内のバイオマス発電事業と米国の太陽光発電事業への投資を担っています。投資業務と一言で言っても様々な役割がありますが、私は投資案件を探し、投資に値する案件であるかを精査し、投資を実行する(社内の投資委員会に諮る)、投資実行した案件から適切に利益を上げられるように管理し、売却する、という投資のフロント業務に従事しています。あえてカタカナを使えば、案件のソーシングからストラクチャリング、デューデリジェンス、エグゼキューション、モニタリングを経てイグジットに至るまでの様々な業務に取り組む中で、特に現在は当社にとっても新たな領域である米国への投資を拡大することに注力しています。この仕事のやりがいは沢山ありますが、世界的なミッションでもある脱炭素社会の実現に直接的に貢献する取り組みであること、規模の大きい事業に関与できること、は特に大きな要素だと思います。
これまでのキャリアが現在の業務で
どのように活かせてていると感じますか?
私は前職でも再生可能エネルギー案件への投資を中心にキャリアを形成してきたので、そこで培った知識やスキルはそのまま現在の業務でも活かせています。例えば発電技術や建設に関する知見のほか、土地、環境、会社、投融資に関する法制度の理解等の広範な知識が求められますし、投資判断においてはリスクの把握、想定リターンの算出が必須となるため、この分析もできなければなりません。投資は一社単独で実施するケースもありますが、複数社で協業することも多く、私はこれまでのキャリアの中で多くの協業案件に携わってきました。立場や利害関係が異なる企業間が合意形成するためには、前述の知識をベースにした粘り強い協議、停滞した状況を打破するためのアイディアを捻りだす、といった前職での経験が活かされ、また日々新しい案件に触れることで成長している実感があります。


自身が考える今後のキャリアや働き方について教えてください。
現在は前述の通り米国における投資案件拡大に注力しております。まだ少ないメンバーではありますが、一緒に米国を担当するメンバーを率いる立場として投資案件の拡大、米国投資事業の基盤確立、後進の育成を中長期的な目標として邁進していきたいと考えております。現在は未だ米国における事業所はありませんが、将来的には米国進出も視野に米国投資が新たな事業の柱の一つとなるように成長させていきたいという展望があります。やりがいの所でも触れましたが、業務を通じて社会への貢献を明確に自覚できる仕事だと思っているので、今後もこの業界でキャリアを形成していきたいと考えています。働き方についてですが、コロナ禍を経て社内の労働環境も大きく変わりました。デジタル化の推進によりテレワークとオフィスワークのハイブリッド化が加速し、より柔軟な働き方ができるようになりました。子育てと両立しながら仕事が出来ており、非常に助かっているので、今後も広く優秀な人材に来てもらえるように社外へアピールして頂くこと、を期待しています。